「褒める」で気を付けていること

褒めている写真

子育てをしていると、どんな風に「褒める」のが良いか迷うことはありませんか?

一昔前の子育ては、厳しく育てるのが主流でしたが、近年では褒めて育てると言う風潮があります。

しかし、闇雲に誉めれば良いのだろうか?と4歳の子をもつ私自身、以前は迷うことがありました。

その当時モンテッソーリ教育などの本を読みあさり、とても共感できる内容を見つけ、それ以来子育てや指導の時に「褒める」で気をつけていることがあります。

それは“努力”したことに対して褒めるということです。

レッスンで例えると、新しい曲が本人にとって簡単ですぐ弾けたとします。

それに対して手を叩いて「わぁ、すごいね!」とか「天才だね!」みたいなことは言いません。

その代わりに「できたね」と“認める”言葉がけをします。

練習を繰り返して弾けるようになった時に、その“努力”に対して「練習よく頑張ったね!」とか「だんだん弾けるようになってるよ!」と褒める言葉がけをするようにしています。

そうしないと、すぐに出来ることが良いことで、すぐに出来ないとダメなんだと思い込んでしまうからです。

結果、難しいことは「やーめた!」とすぐ諦めるになってしまいます。

難しいことでも、繰り返し挑戦し努力することで生まれる「できた!」が大事なんです。

その成功体験で、自己肯定感が高く、色んな事にポジティブに挑戦できる人になることができます。

レッスンに通ってきてくれる生徒さんには、音楽の技術が向上することだけでなく、人生を豊かにするための基盤を作る手助けができればと思い指導しています。

生徒さんにとって、教室に通ったことが人生のプラスになってほしいと願っています。